触発され、私もHDRIを試してみました。難しいですが面白そうです。
3枚の段階露出(-2EV, 0EV, 2EV)の画像から作成しましたが、HDRIの画像の方がちょっとソフトフォーカス的に感じます。なぜそうなったのか不明ですが、三脚を使わずに手持ちで微妙に位置がずれたためかもしれません。一応、Align source imageにはチェックを入れているので、自動で直してくれるのを期待しています。
元の標準露出のもの(露出計指示値)
晴れでデジタルのラチチュードでは黒い部分と屋根の両方のディティールを出すことは無理です。屋根は少し色が飛び気味です。
HDRI Detail Enhancer(設定値は初期値のまま)
空や屋根が飛ばずに色が残っている一方、建物内などの日陰もつぶれずに見えています。それでいて、トーンカーブを寝かせたようなコントラストの眠い画像にはなっていません。(ちょっとぼやっとしたような不思議な感じがなぜなのか不明ですが。。。)
HDRI Tone Compressor(設定値は初期値のまま)
飛びそうな部分を飛ばないように他全体を覆い焼きしたイメージに近いと思います。ぼやっとした眠い感じにもならず、デジタルでありがちな空や明るい部分が白くとんでしまう感じを避けられます。コントラストの感じさえなんとかなれば自然な感じで結構使えそうでしょうか。
HDRI Detail Enhancer(設定値Strengthを大きく)
夢の世界のようなちょっと不思議な感じが強まりました。
HDRI Detail Enhancer(設定値Strengthを小さく)
控えめバージョンですが、コントラストがややなさ過ぎのようにも感じます。たたし、明るさやコントラストなどは別パラメータで変えられるようです。(今回は比較のため変えていません)
Hightlights&Shadows --Auto--
これは普通に覆い焼きしたイメージに近いと思います。ただ、ちょっとトーンカーブを寝かせすぎてコントラストがなくなってしまったようにも感じます。
Webを見ると、FAQなどが詳細に書いてあります。英語なのと分量が多いため、だいたいしか読んでいませんが、
処理は大きく2種類に分けられる。
・Hightlights&Shadows
これは従来の暗室でやっていた覆い焼きに近いものらしい。その分、効果も頭で理解しやすい。
・HDRI
これは人間の目は局所的な明暗差に敏感なことを利用して、場所ごとに異なるトーンカーブを適用しているらしい。Detail EnhancerとTone Compressorの2通りがある。
初めて使った印象を書き連ねてみました。勘違いもあるかと思いますので、何かありましたらコメント、ご指摘を頂けると幸いです。